先日の10日、一ヶ月住んだアパートを引き払い、その足でスカスカの荷物抱えて市場へ行き、
ベットを数台注文したのち、夕方シティ行きのバスに飛び乗ってメキシコシティに到着しました。

慣れ親しんだ大好きなペンションアミーゴに戻り、ほっとしたのも束の間、でもゆっくりはしていられない!
シティに一瞬だけ戻った目的はアミーゴに預けた荷物を取りに行くことだったんですが
(だから荷物をスカスカにして行ったのです)これから作る宿で使うものを買い揃えるのが第二の大切な目的。
大好きな大型市場メルセーでこれまた大好きなホーローの食器やら茶碗に似た白いせとものの器やら、
あれもこれも、もう目移りしてしまってしょうがない!笑 みるみる増えて行く荷物。
なんでもあるやんけシティー!しかもお値段やっぱり安い!当たり前なんだけど!
(シティわりと可愛いものありますね。カフェとかやったら面白そうだ…て、いや、これからやるのは宿ですが)
最終日には中華街で中華鍋(大物!)も調達し、時間ぎりぎりになっても
まだオイスターソース2キロ缶やら海苔200枚などを買ってしまい私たちはどこへ向かうのやら。
何を始めるの?宿なの?レストランなの?笑

合計9つ、ゆうに100キロは超える荷物を抱えいざサンクリへ!
アミーゴを出るとき、マリアさんが「フリーダ(猫)持ってかない?」と「お菓子持ってかない?」ぐらいの軽さで聞くので、
「あっははは」と今回もいつもの調子で笑ってたのですが、マリアさん、まさかの本気だったらしい..…です。
(以前から「フリーダあげる」とは言われてましたが私は完全に冗談だと思っていたので)
5年以上飼った猫あげるってなかなか言えることじゃないけど(メキシコ人のおおらかさ!)
私らがアミーゴで管理人していた二ヶ月強、私たちがどれだけフリーダ可愛がってたか、
どれだけ懐いていたかマリアさんも見ていたので、それで「あげる」と言ってくれていたのでしょう。
(マリアさん曰く「フリーダは私よりあなたのこと好きな(好きだな)」らしいです。
まあようはあんまりフリーダと仲良くないんだそうです)
まーうちの宿には土と緑いっぱいの庭もあるし、それもマリアさん的にいいと思ったのかなー。
(アミーゴにはプランターの植物しかないんですよ。多分フリーダは土の感触を知らないんですよ)
宿始めるときには仔猫は二匹ほど飼おうと思っていましたがまさかのふって湧いた養子(?)の話!
でもま、フリーダでもどんな猫でも、もし貰い受けるなら天寿を全うするまでしっかり可愛がる覚悟はあるのでちょっと本気で考えます。
(ただ、猫にとって引っ越しは物凄いストレスがかかるのでフリーダの猫人生・寿命を縮めてしまわないか心配です。
よたよたしてるしね。移動時間のこともあるし…)

とりあえずバタバタとアミーゴをチェックアウトし、無事に深夜バスに乗れてサンクリへ出発!
(バスに乗る間も色々ありましたが。予想を超えた重い荷物ってどれだけ人の行動を制限するか、
移動にお金がかかるか思い知りました笑)
バスは安定の3時間遅れで(行きも4時間遅れたし…往復36時間要しました。アホなの?)
大家さんとの約束の時間行けず、家に荷物を預けることができず、荷物が重くて移動も出来ず、
(ないないづくし〜ないづくし♫)バスターミナルのすぐ隣のホテルに一泊することに(家はあるのに泊まれねえ!笑)。
ですが昨日(15日の話)無事家に入ることが出来、晴れて自分たちの住処を手に入れました!
嬉しい!!荷物もやっと家に到着しました。はー、しんどかった。
もう二度とやるもんか(でもまたやっちゃうんだよね〜人間て(というか私って)愚かだよね〜)
昨日からですがようやく家で生活を始めてます。

机も無ぇ、椅子も無ぇ、コンロも無けりゃ冷蔵庫も無ぇ、の無い無い吉幾三状態ですが
(あれワーホリでもこんな状況あったな)ギターとWi-Fiだけはあります(なんでやねん)
準備しなきゃいけないものだらけで混乱状態ですが、とにかくこの家で宿を出来る事がただただ嬉しく、
どでかい居間でギターを弾く余裕だけはあることが救い(だからなんでやねん)
ないないづくし〜と言ってましたが住み始めて二日目、幸運に恵まれてベッドのマットレス、
庭用の机&椅子2セット(コロナのマーク入り)、コンロ二台、冷蔵庫、鏡二台、ワイングラス、カトラリーを手に入れました!
(最近の私の口癖「じゃそれ買お!」「それ買えば?」「んー、買っちゃう?」買い物の鬼。)

明日にはベッドが届くはず。
そして今日知り合ったメキシコ人に近所の腕のいい大工さんの工房を紹介して貰えたので、明日来てもらいます。
いや〜一気に生活水準が上がって原始人が火を使い始めた感覚です。
にしても家が広すぎて「準備、何日かかるのかな….」と思うこともありますが、物が増えていく様子も楽しんでいけたらと思います。
住み始めて二日目ですがこの家が自分にとって大好きな場所になりそうです。
大家さん一家が幼少の頃から大切に住み続けていた家、私たちも大切に使わせて頂きます!
引き続き頑張ります。