最近(6月初旬)はなにしていたかというと、仕事がひと段落したので、
乱れまくった生活を少しでも改善すべくオーストラリアでレモネードクレンジング(プチ断食)を実践していました。
というのも、佐藤さん(旦那さん)と再会するのでそれまでに無理させすぎた胃腸を少しでも元に戻したかったため。
と、しれっと書いてますが、どれだけこの瞬間を待ったことか…8ヶ月ぶりですよ、8ヶ月ぶり。
お別れも涙涙でしたが、再会も涙涙でした。
それにしても入籍して四日後にオーストラリアに行くという気違いじみた妻の行動を許してくれる旦那の懐の大きさよ。
(いや、言い出したら聞かないって思われてるだろうから、許す他ないのかもしれませんが…)
これから一緒に過ごして行く中で、佐藤さんが突然旅に出たいと言い出したとしても、
手作りのおにぎり持たせて「行ってらっしゃい!」と言える妻にならねばと思いました。^^;

佐藤さんが来た初日はご馳走作りすぎて二人で食べてもなかなか減らなかったり(7人分くらいあった。作りすぎ)、
それからは二人で買い物行ったり、マーケット行ったり、ワイン呑んだり、フリーマントル散策したり、
将来のことを話し合ったり久しぶりにゆっくり過ごしています。
言わずもがなかもしれませんが、驚くべきことに(?)何をしてるわけでもないのに隣に旦那さんがいるだけで
目に見えるものすべてが黄金色。なんてこった。
いつもの見慣れた芝生の公園も、近所のスーパーへの散歩道もお花畑。
加えて空が晴れてたりするともうディズニーランド。オーストラリアってこんなに楽しいところだったのか。
遅いよ。

そんな三週間を経て、今はパース空港の国際線ターミナルでパソコンにポチポチ文字を打ちこんでいます。寒いよ〜。
(佐藤さんだけメルボルンを見て帰ることにしたので、帰路は別。誰にも理解されない夫婦観…)
思い起こせば9ヶ月前、ビザの期限が迫っていた為パースに来て空港に一泊だけ(寝袋持参)してとんぼ帰りし、
鎌倉で入籍してまたここに戻ってきましたっけ。
パース空港のお気に入りのベンチ(無料冊子棚の裏。コンセント有)は他の人に取られていましたが、
数ヶ月前の記憶が蘇ってくるようです。
今まで旅してきた中でもオーストラリアは一番長く滞在した国になりました。インドですら8ヶ月ですからねー。
今年の四月頃はオージーが嫌いで嫌いでもう一秒でも早く帰国したいと強く思っていましたし(ほんとスイマセン)
その時期は、口を開けば青い顔してオージーの文句をいうという我ながらサイテーな人間になっていましたが、
ちょっとオージーと距離を取ると少しだけ冷静になれました。
オージーははたから見てるとちょっとおバカな部分もありますが、
なんだかここで暮らしている彼らを見ていると、本当に幸せそうなんだよなあ…。

人と自分を比べず、仕事もある程度やったら切り上げて家族や友達と楽しく過ごす時間を大切にする。
自分たちの満足や仲間との楽しい時間の為ならお金を使うことを厭わない。明るく、おおらか。
私がいたパースでは満員電車なんてものは存在せず、道路もひろびろ。
ちょっと歩けば子供や大型犬が楽しく遊べる綺麗な芝生の公園が家の近くにいくつも。
バスはベビーカーや電動車椅子の人に優しく、人を待たせても気にしないし、乗客もそれを当たり前のように受け入れる。
電車に乗れば、隣り合わせになった乗客が気軽に話すし、学生さんグループを見ればそれぞれ目や肌の色が違う者同士が
楽しそうに談笑している。
豊かな国になればなるほど人々はゆるんでしまうという影の部分ももちろんありますが;
愛する人とここで過ごすのであれば天国のような場所なのでは、と思えました。
ワイン安いしね!笑
もう単純に「あー!こんな国ってあったんだ」と感じ入ることしきり。
オーストラリア、すごい国。

実際来てみたワーホリについてはどっかで書けたら面白いかもしれないと思っています。
なんだかまとまらない文章ですが、ひとまず帰国報告ということで…日本で皆さまに再会できるのを楽しみにしています〜。
次の計画も立てていますが、より具体的に行動に移していけるよう、頑張ります。

写真はモモイロインコ(最近のブーム)を見つめる佐藤さん。
モモイロインコとは……仕事の帰り道によく見かけ、いつもつがい(ペア)で行動してる不思議な鳥だなーと思っていたのですが、
この鳥、他の大陸には生息していない希少な鳥なんだそうで、近所の公園とかにもたくさんいるのに、
市場に出回ると25〜45万(!)、下手に飼うと30〜50年は生きるので
飼い主の方が先に死んでしまうこともある長命な生き物なんだとか。
そして一度つがいになると相手が死ぬまでずっと一緒に添い遂げるというオーストラリア版おしどり。
なんともリア充な鳥ですが、そんな鳥のようにいつまでも夫婦仲良くいたいと思うのでした。
時々群れで行動している時は数を数えて「オオ、ここにいるだけで425万かあ…」とか計算しています。守銭奴。

モモイロインコを見つめる夫サトー